48 「東京職人」(一部商品)

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商品の特徴

傘の表地に鮫小紋、裏地に桜模様を異なる色であしらった重なりの美しい「東京職人 桜」。混雑した場所での「江戸しぐさ」による和傘の二段の開き(二段ハジキ)を採用した「東京職人 江戸」。前者の傘骨は24本、後者は32本だが、軽い点も特徴。

 

認証理由

表地と裏地を異なる色であしらった重なりの美しさや、江戸しぐさの採用など、和の伝統を洋傘に生かすことで、現在の暮らしの視点から見て新鮮な価値を生み出している点が評価される。

 

審査委員コメント

「春雨じゃ、濡れていこう」そんな時代を彷彿とさせる洋傘である。艶やかかつ繊細な江戸模様を纏い、番傘からインスパイアされた二段開きの構造は、使い手に江戸の魂を伝えている。

 

事業者コメント

写真協力:下町めぐり.jp
株式会社イー・ビー・アイ
代表取締役
花田 靖
市瀬裕子

「東京職人」は、生地や骨などの 材料づくりから組み立てまで、全て国内の職人の技を使って行っています。
傘作りは、骨屋、手元(持ち手)屋、パーツ屋、生地屋などの分業です。最後にそれらを組み立てて仕上げます。傘屋として、日本で全部のものを作って商品にしているところはほとんどありません。
そうした中で、国内でのものづくりを守り、職人の技術を残したいという思いから、「東京職人」をつくりました。
最初から和傘を模した形の傘を作ろうと思ったわけではありませんでした。職人の技を活かした傘を作るため、研究を重ねる中で、骨を多くして丈夫でハリがよい傘をつくるほうが技術を活かせるという結論を出しました。しかし、骨を多くすると、傘の中心で骨を受ける「ろくろ」という円形の部品がどうしても大きくなるため、傘がスリムに見えない。
そこで閃いたのが、和傘の形を模すことでした。よい傘を使ってもらいたいという想いからたどり着いた形は、偶然にも和傘だったのです。質が認められたためか、リピーターのお客様もたくさんいらっしゃいます。
良い傘を長く使っていただきたいというのが私たちの願いです。私たちが作っている傘は、会社が続く限り100%修理可能です。現在、世界でも日本製の商品が見直されています。
今後は、ものを大事にする文化とともに、海外にも販売を伸ばしていきたいと考えています。

 

商品情報

「東京職人 桜」 エンジ・橙 46,440円(税込)
「東京職人 江戸」 江戸紫 60,480円(税込)
以上全て定価

 

事業者情報

<株式会社イー・ビー・アイ>
平成11年(1999年)設立。国産の傘の急激な減少とともに、職人が大幅に減り、国内では墨田区をはじめとして20人程度しか残っていない。日本で傘が作れなくなることに危機感を抱いた花田社長が、職人中島澄氏と組み起業。傘は季節商品だが、職人を絶やさないよう、年間を通じて仕事を確保してきた。
中国で製造している傘にもこだわっており、ワンプッシュで開閉する折畳み傘は、大ヒット商品。また、高い技術力を活かして、小学生向けに作った防災頭巾バッグは、本社での販売のみにも関わらず、口コミで人気を博している。

〒130-0021
東京都墨田区緑4-21-11
電話:03-3632-3387 FAX:03-3632-2217
ウェブサイト:http://www.e-b-i.co.jp