035 SPIDER

商品の特徴

靴の製造時に出る端材を再利用し、縫い合わせて作られた全く新しいデザインのモデル。

 

認証理由

一流の素材でも小物等に使うしかなかった端材を、素晴らしいデザインの靴に仕上げた発想と技術は、エコロジーの観点も含め高く評価できる。品質にこだわり、墨田の地で一貫生産している点も、すみだブランドにふさわしい。

 

審査委員コメント

職人技が発揮されており、何より欲しいと思わせる魅力がある。新しい取り組みであり、リサイクルという時代的な意味で評価できる。パッチワークで全体を均一な状態に保っている点も高い技術を感じさせる。

 

事業者コメント

株式会社 ヒロカワ製靴
代表取締役社長
廣川 雅一氏(写真)
マーケティング部部長
水野 博

ここ数年の広告では、「SCOTCH GRAIN」のブランドロゴの脇に「Made in JAPANという品質。」 というコピーを添え、文中には「世界中から厳選したマテリアルを、職人の街“墨田”で一貫生産。」と表記しています。すみだに本社・工場を構えて32年になりますが、同業者が、地方に工場を移転したり中国に生産を委託したりすることが多い中、ほぼすべての工程をすみだで行っています。

また、全ての製品を、手縫い靴の良さを機械縫いで実現するために考案された伝統的製法“グッドイヤーウエルト製法”で製造しています。他の靴製法と比較して多くの工程と素材、そして熟練した技を必要とするため、今日的な大量生産には向きませんが、安定性・耐久性に優れており、履く毎に足に馴染む理想の履き心地を実現する唯一の製法です。自社で加工することで、適正なコストに抑えることも可能になります。「日本一まじめな靴屋」を自称するゆえんです。

「SPIDER」は、シワのあるネック部の革や製造時に出る小さな端材を裁断した38のパーツを縫い合わせています。パーツ毎の風合いが異なるため、今までにないモデルになっています。現在上野店のみでの販売ですが、ブラウンは9月の売上第2位でした。30代を中心に幅広いビジネスマンに売れているようです。

同じ墨田区のアサヒビールさんのウイスキー「竹鶴」を使った洒落た靴磨き“モルト・ドレッシング”も行っています。5千円かかるのですが、半数のお客様が利用されます。

東京スカイツリー®が開業しますが、これからもすみだの地で品質至上主義にこだわって履き心地の良い靴を提供していきたいと思います。

 

商品情報

SPIDER
 ブラウン、ダークブラウン 23.5cm~27.0cm 各41,040円 (税込)
 モルト仕上げ 5,400円(税込)
※スコッチグレインecute上野店(JR東日本上野駅構内)のみで販売。
 今後他の直営店(銀座店等)での販売も予定。
※平成21年度「ものづくりコラボレーション事業」(コラボレーター:株式会社ウォーターデザイン・坂井 直樹氏)から生まれた商品。

 

事業者情報

<株式会社 ヒロカワ製靴>
昭和39(1964)年台東区にて創業、昭和54(1979)年に墨田区に移転し、以来墨田の地で一貫生産を行っている。昭和53(1978)年オリジナルブランド「SCOTCH GRAIN」を立ち上げ、全国有名百貨店まで販路を広げることに成功。近年は直営店(アウトレット、ウェブサイト)の販売シェアを高めている。
靴底に革を重ね、一つ一つ丁寧に縫って仕上げるグッドイヤーウエルト製法ですべての製品を量産している日本唯一のメーカーである。

〒131-0034
東京都墨田区堤通1-12-11
電話:03-3610-3737 FAX:03-3616-6915
ウェブサイト:http://www.scotchgrain.co.jp