すみだセレクション

武家と町人が練り上げた、東京だからこその和のデザイン

江戸小紋染・江戸更紗染

[有限会社 大松染工場] 

東京だからこその和の伝統が、江戸小紋や江戸更紗。室町時代の武具に遡るといわれる江戸の小紋染めは、江戸時代に武士の裃(かみしも)に使われ、幕府に贅沢が禁止された際には、一見無地だがよく見ると細かい模様が入っているのが粋として町人に広まったとされる。武士の威儀を示す服から、町人の粋を表現するデザインとなったのも江戸らしい。
一方、更紗は、室町から桃山時代、南蛮渡来のものとして日本に伝えられ、やがて型紙摺りの手法を取り入れて、異国情緒と渋味を兼ね備えた「江戸更紗」に変ったとされる。
いずれも、みやびな京都の公家ではなく、「将軍様のお膝元」で武家と町人の美意識が練り上げたシックなテイスト。「現代の名工」「すみだマイスター」が創り出す作品は、いまを生きる感性にフィットする。
大松染工場は、伝統染技術の江戸小紋染、江戸更紗染、皮革類への染応用技術を用いた製品の製造販売を行う。昭和10年、先代の故・中條福松氏により創業。現在代表の二代目・中條隆一氏は、厚生労働省より「現代の名工」、墨田区よりすみだマイスターに選定され、小紋友禅染色競技会で「経済産業大臣賞」を受賞するなど、多数の受賞暦がある。また、同社は「工房ショップ」、「小さな博物館」(「3M運動」の一環として、墨田区の産業や文化に関するコレクションを紹介)にも認定されている。

編集長コメント:
江戸デザインの普遍性を実証する。西欧にも負けない端正なグラフィック。レトロさとシャープさが同居。(PEN・安藤編集長)

● 商品情報
<江戸小紋染>(写真右)180,000円(税別)
<江戸更紗染>(写真左)300,000円(税別)

● 企業情報
<有限会社 大松染工場>
〒131-0041 東京都墨田区八広2-26-9 電話:03-3611-5019
ウェブページ:http://edokomon-daimatsu.com/