94 巴潟(ともえがた)ちゃんこ

メニューの特徴

冷凍は使わず毎日40kgのイワシを卸して作るつみれや、特製の4種の味噌(京都赤味噌、仙台赤味噌、北海道赤味噌、信州甘口白味噌)など、相撲部屋の伝統を背景に、味へのこだわりが詰まっている。同店四大ちゃんこ鍋の中で、店名=創業者の四股名を冠した料理。

 

認証理由

すみだの歴史的資産である相撲文化の象徴「ちゃんこ」を洗練した味で伝えている。鍋物のヘルシーな内容が現代の嗜好に合致し、外国のお客様へのアピールの可能性まで含めて、あたらしさが評価される。

 

区民調査隊コメント

すみだを代表する食。その美味しさはすみだのブランド向上に期待できる。また、煮込みから食べるまでの間のスタッフの心配りも嬉しかった。

 

事業者コメント

ちゃんこ巴潟
代表取締役
工藤 みよ子
専務取締役
佐久間 勉

ちゃんこ巴潟は、創業者の故・工藤誠一が、力士時代の四股名を屋号にして始めました。巴潟関は、身長5尺4寸(166cm)、体重24貫(90kg)と超小型ながら、「弾丸巴潟」と謳われた、昭和10年代の名力士で、力士引退後は、横綱や大関、関脇などを育てました。四大ちゃんこは、彼が継いだ九代目友綱部屋の名力士の名を冠したもの。現在の本館は、当時の部屋があったところです。

ちゃんこ巴潟の味を作り上げたのは、創業者の次男で、一緒に店を立ち上げた二代目店主の故・工藤建次です。父の相撲部屋の味を基本に、新しい味を求めて修行し、現在の味を生み出しました。巴潟では以来35年にわたり、毎朝築地から届くイワシをすり鉢でするつみれなど、こだわりの味を守り続けてきました。ちなみにつみれは、白星を「つみいれる」縁起の良い食材として入れるようになったとか。

「ちゃんこ」は相撲部屋で作られる食事の総称ですが、一般的にはその中でも鍋料理を指します。鍋物が力士の日常の食事になったのは明治の末頃。同じ釜の飯を共にする連帯感を生み、同時に栄養のバランスが取れた理想の食事といわれます。ちゃんこの語源は、親方の「ちゃん」と弟子の「こ」が合体したなど諸説ありますが、ちゃんこ鍋は相撲文化が生み出した食の知恵です。

仕事仲間やご家族、友人など、同じ鍋を囲んで、「明日もがんばろう」と活力にして、食べていただきたいと思います。

相撲も国際的になりましたが、伝統の味に、例えばチゲ鍋をアレンジするなどの取り組みもしています。両国にはたくさんちゃんこ屋さんがありますから、横のつながりを作り相撲文化と店の個性を国際的にも、発信できればと考えています。相撲部屋の数だけちゃんこの味はありますから。

 

メニュー情報

巴潟ちゃんこ(味噌味)  1人前3,024円(税込、以下同) 

※ほかに、矢筈山(やはずやま)ちゃんこ(水炊き)、国見山(くにみやま)ちゃんこ(塩味)、太刀山(たちやま)ちゃんこ(醤油味)3,024円の3種があり、いずれも1人前3,024円

※ちゃんこ鍋会席コースもある。関脇コース1人前5,400円(2人前より)から。

※ホームページから通信販売も可能。セット内容(4人前) 6,200円:塩味のみ、野菜以外の材料・調味料

 

店舗・事業者情報

<ちゃんこ巴潟>
ちゃんこ料理専門店。昭和51(1976)年、元小結「巴潟」の九代目友綱親方(本名工藤誠一)が、友綱部屋の場所で創業。昭和56(1981)年株式会社巴潟に改組し、次男の故工藤建次氏が社長となる。同氏の試行錯誤で現在の巴潟ちゃんこの味が生まれた。現在は、同氏の奥様の工藤みよ子氏が女将として切り盛りする。

〒130-0026
東京都墨田区両国2-17-6
電話:03-3632-5600 FAX:03-3635-3056
ウェブサイト:http://www.tomoegata.com
営業時間:月~金11:30~14:00
土・日・祝11:30~14:00
月~金17:00~23:00(L.O.22:00)
土・日・祝16:30~23:00(L.O.22:00)
定休日:年末年始のみ(6~8月は月曜定休)