009 江戸木目込人形 小梅雛シリーズ

商品の特徴

国・都指定の伝統的工芸品である江戸木目込人形の雛人形の内、小さい人形を、昔工房があった「旧小梅町」にちなみ「小梅雛」と命名。すべての衣装に古代布(古い着物の布)を使用した一点物である。

 

認証理由

現在の住宅・生活事情に合わせて小振りの大きさに作られているが、江戸の伝統工芸品として大きな高級品と比べても全く遜色のない仕上がりとなっている。現代に伝統工芸品を活かし続ける商品として高く評価できる。

 

審査委員コメント

何段もの雛飾りではなく、現代の生活に合わせたコンパクトなセットを提案しているところを評価したい。衣装が最初から人形のために作られたように見えるのも素晴らしい技術だ。

 

事業者コメント

塚田工房
代表
塚田 進

江戸木目込人形は経済産業大臣指定の伝統工芸品ですが(昭和53年指定)、指定を受けるためには100年以上の歴史が必要です。初代が両国で創業したのは今から170年前になります。私は5代目の伯父の下で5年間修業をして、昭和48年に向島に工房を開きました。

江戸木目込人形は、主に桐のおがくずを固めた胴体に溝をつけ、糊で衣装地を挟み込んで作ります。それ以外の作り方は自由なので、職人の個性が出やすいところに特徴があります。最近は胴体を発泡スチロールで、頭を瀬戸物で作る等、簡単に安く作る傾向がありますが、私は昔からの素材や昔ながらの作り方にこだわっています。胴体は衣装を着せれば見えなくなってしまいますが、見えないところに手間をかけることで、仕上がりに微妙に影響してくるのです。また、古代布と呼ばれる江戸・明治・大正の着物だった布を使用することで、オンリーワンの人形に仕上げています。昔の布は魅力的なものが多いので、これを現代に活かすことができます。人の着物は柄も大きく、それを人形のサイズにアレンジするところが腕の見せ所です。

人形の多くは雛人形です。作るだけで売れる時代もありましたが、子どもが減り、家に人形を飾る場所が少なくなってきました。コンパクトな小梅雛は、品質を妥協することなく、現代の住環境にマッチした提案だと考えています。お客様は、孫に買うことが一番多いですが、最近は40〜60代の女性が自分のために買っていくケースが増えています。日本の伝統文化を楽しみながら、子、孫へと引き継いでもらえることが最高の喜びです。

 

商品情報

江戸木目込人形 小梅雛シリーズ
 大・中・小
 64,800円〜162,000円(税込)
※工房店舗、インターネット、個展で販売。

 

事業者情報

<塚田工房>
現代表塚田進氏の母の実家の家業として、天保12年(1841年)初代が本所両国で創業。4代目に当たる祖父が向島小梅に工房を開く。6代目の代表が昭和48年(1973年)に塚田工房を創業した。
伝統工芸品・江戸木目込人形の製作・販売を行っており、墨田区登録無形文化財保持者、小さな博物館・工房ショップ・すみだマイスター認定、墨田区伝統工芸保存会会長である。

〒131-0033
東京都墨田区向島2-11-7
電話:03-3622-4579 FAX:03-3622-4590
ウェブサイト:http://www.edokimekomi.com