089 山田家本所七不思議人形

商品の特徴

すみだの言い伝え「本所七不思議」を発掘し伝えてきた人形焼。奥久慈卵、レンゲ蜂蜜、北海道産小豆、上質ザラメ、アルカリイオン水を使用しながら、食品問屋兼業を活かして下町価格で提供。保存料不使用で賞味期間4日。東京スカイツリー®来場客が「本所七不思議」ゆかりの地を巡ることを企図。

 

認証理由

「安くておいしいものをたっぷり」という下町基準の質の高い菓子を、30年前に決めたレシピを変えず提供するこだわりと、「本所七不思議」という物語を地域の財産として来街者の回遊を目指す、すみだ振興への積極的姿勢が評価される。

 

審査委員コメント

本所七不思議の包装紙など、これがいいという人と、もっと現代風にという人の両方がいるでしょうが、昔のままが新しく感じる時代になっているのかもしれない。まじめに作る菓子の質の高さがそれを支えている。

 

事業者コメント

株式会社山七食品
代表取締役社長
山田 昇

創業の頃「本所七不思議」はまだ知られていませんでした。浅草の食品問屋で奉公していた父が、独立して人形焼を始めるにあたり、地域の特徴を生かしたいと、江戸民俗学の研究で知られる漫画家の宮尾しげを氏に相談したところ、氏の絵による「本所七不思議」の包装紙が誕生しました。以来60年、錦糸町駅南口、七不思議の一つ「置いてけ堀」ゆかりの地で製造販売しています。ちなみに作家の宮部みゆきさんは、この包装紙をヒントに「本所深川ふしぎ草紙」を書き上げて吉川英治文学新人賞を受賞されました。

他の人形焼にないふわりとした食感は、きめ細かな薄力粉を使っていて、冷めても固くならないのが特徴です。パプリカなど自然飼料のエサを与えた奥久慈卵は、市価で1パック360円しますが、しっとり感が出ます。

人形焼は味はもちろん、色で食べますから、レンゲ蜂蜜でおいしそうなキツネ色に焼き上げています。蜂蜜を使う人形焼はめったにないでしょうが、香りがすると喜ばれますし、殺菌効果でカビが生えにくい利点もあります。香りを壊さないように、水道水ではなくアルカリイオン水を使っています。

賞味期限は4日ですが、2日目以降が特に食べごろという方もいます。また、もっと日持ちするようにという声もいただきますが、素材へのこだわりから、変える気はありません。

人形焼は、本店内の工房だけで作っています。他に工場を出して沢山作らないかという話もありましたが、目が届かなくなり味が落ちてはいけないので、出していません。

東京スカイツリー®が開業する2012年からは、お店のウェブサイトなどを活用して、観光客の方がすみだの言い伝えに興味を持ち、ゆかりの地を巡っていただけるような活動もしていきたいと考えています。(写真は本店)

 

商品情報

山田家本所七不思議人形焼
 詰め合わせ20個入り1,296円など(税込、以下同)
 単品:「おいてけ堀」に登場する狸105円、「津軽太鼓」の太鼓86円、三笠山75円、餡なしの紅葉38円

 

事業者情報

<株式会社山七食品>
1946年、墨田区で鶏卵の販売を創業。1950年、菓子製造販売業に参入。1951年、有限会社山田商店設立。1984年、株式会社山七食品に組織変更および社名変更。
人形焼の製造・販売、鶏卵・食品材料卸業。
代表取締役山田昇氏は、墨田区商店街連合会会長、東京都商店街振興組合連合会副理事長、東京商工会議所墨田支部副部長として、地域と産業の振興に尽力。

〒130-0022
東京都墨田区江東橋3-8-11
電話:03-3634-5599 FAX:03-3631-4689
ウェブサイト:http://yamada8.com

※人形焼の販売は、本店のほか、区内の錦糸町駅ビルB1、錦糸町LIVIN地下、江戸東京博物館、すみだもの処、ネット販売も。