総勢9名!プロジェクト史上最多メンバーが集まった理由
石井精工は1959年創業の金型メーカー。その経験と最新設備、職人の技術を活かしてゴム金型製造において繊細で多様なニーズに応えてきた。同社から「すみだモダン フラッグシップ商品開発」に参加しているのは4名。この人数で取り組みたかった理由を、取締役の石井洋平さんが次のように語った。
「石井精工には、2016年に誕生した自社ブランドがあります。金型屋に何か新しい枝葉が伸びたらいいなという思いから開発しました。ALMA(アルーマ)というアルミ製のボタン型ピンズで内部に香りをつけたコットン玉を入れることで香るアクセサリーとして使うことができるものです」
「金型というのは作れば確実にお金になるものです。しかしことBtoCの商品に関しては商品化までに多くの投資と時間が必要で、出来上がったとしても売れるまでお金になりません。そのときは私ひとりが動いていたこともあり、この事業を社内で理解してもらうのは簡単ではありませんでしたが、自分はその経験から多くの学びを得たと感じていました」
「当社は、多様化する価値観やニーズに応えられるよう、オールマイティなスキルを身につける人材教育を行っています。『すみだモダン フラッグシップ商品開発』はその意味で好機でした。社員にもぜひ、社外の事業者さんと一緒に商品開発の最初から最後までを担当するという経験をしてもらいたいと墨田区さんにお願いしたのです」
一方のリコーチームも総勢5名の大所帯だ。リコーのデザインセンターでは毎年BBD(Be a Best Designer)という教育プロジェクトが行われている。そこでプログラミングや映像制作など幅広いデザインスキルを習得し、次の業務に活かしていくというものだ。その一環として「すみだモダン フラッグシップ商品開発」の募集がかけられ、プロダクトデザイナー5名が集まったのだ。
マッチングが成立し、プロジェクトがスタート
プロジェクトへの応募理由をリコーの白根さんは次のように話してくれた。「インハウスデザイナーは普段、社内の開発設計者とモノを作るため、社外の方と何かを一緒に作るということがすごく魅力的に見えました。そして社外の開発者さん自体がお客様であるということも、なかなか経験できないプロジェクトだと思ったのです」
リコーの堀さんは「こういった仕事が貴重な機会であると同時にデザイナーに求められているのが、ただ『モノをカッコよく作る』というよりは『売れるもの、ユーザーが喜ぶものをどうやって作るのか』を学びながら実践していく点だったことが参加の理由でした」と語る。
工業製品を作っているリコーの得意な領域で支援の取り組みがしやすかったことや組織同士という規模感、参加人数のバランスといった点が考慮されたのか、とにもかくにも2021年12月、お互い希望した上でのマッチングが成立し、2022年1月からプロジェクトがスタートした。
「最初は視察でした。マッチング前にも1回来ていただいたんですが、マッチングが決まった後に改めてうちの工場を見てもらい、当社の設備や作っているものを見ていただいたのがプロジェクトの1回目ですかね」と石井精工の製造部設計技術リーダーの久保田さん。
リコーの河さんが続ける。「その後はリコーと石井精工さんを交互に行き来するというのをやっていたんですけど、サンプルがどんどん上がってくると、石井精工さんのところに集まったほうが都合がいいので、後半はずっとこちらに伺っていました」
他にも製品化に協力してくれているゴム成形会社やアルミニウム表面処理(アルマイト)を行う会社が近くにあり、何かあれば出向きやすいというのも理由だったそう。
次々と湧き出るアイデアをいかにしてまとめたか
石井精工でできることを確認したリコーチームは2022年の2月半ばから3月半ばにかけて、とりあえずメンバー全員がそれぞれのアイデアを次々と出していった。それに対して石井精工チームができるか否かを答えていくというスタイルだ。
「石井精工さんは、金属加工だけではなく、ゴム金型も扱っているためゴム製品もできる。となってくると、もう無限にアイデアが」とリコーの白根さんが笑う。
3月半ばからのひと月をかけて、アイデアの絞り込みと検討が繰り返し行われた。
石井精工の上原さんはこのときのリコーチームの資料のまとめ方に感心したという。「いろいろな意見が出たとたんに、リコーの小川さんがその場でどんどん資料へとまとめてしまうんです。カテゴリー分けしてくれたおかげでどの方向性が一番多いのかがすぐにわかり、よし、じゃあこの中から絞っていこう、と大人数のブレストでも意思決定がスムーズに運び、すごいなと驚きました。一人一人の意見とかを見ていくと、まとまりにくいものですが、そういう進め方をすると、次の意見や傾向がさらに見えてくるんです」
「課題をマッピングして着実にプロジェクトを進めていくのがとてもうまいですよね」と石井精工の久保田さんも同意する。
アイデアの絞り込みには次の4つの選定基準を設けた。【1】石井精工の加工技術を活かしているか? 【2】市場性がありそうか? 【3】自分たちが欲しい(使いたいと思えるものか?) 【4】将来的な展開の可能性があるか? だ。
満場一致で決まった「ピリピリ輪ゴム」
検討の結果、4月半ばに商品が決定した。石井精工の技術を使った、今までにないものであり、自分たちが一番作りたいもので、無駄な気持ちよさが好感を呼ぶのではないかという観点から選ばれたフラッグシップ用の商品は「ピリピリ輪ゴム」というものだった。これには石井精工のゴム金型の「喰い切り技術」が使われている。非常に薄く作ったゴムの、本体以外の余分な部分を綺麗に切り取るという技術を利用し、切り目の入ったゴムの塊から使う分だけ輪ゴムが剥がせるというユニークな商品だ。
その後は7月の中間報告までにサンプルやデザイン案、商品コンセプト、価格の見積もりへとタスクが進み、プロジェクトは順調に進んでいるかのように見えた。ところが……。
「ある程度の少量生産だと、やむをえず価格が高くなってしまうという問題がありました。『すみだモダン フラッグシップ商品開発』のクリエイティブディレクターの廣田尚子さんとお話ししていたときに『どんなユニークな輪ゴム製品であったとしても、見た目がゴムでできていると感じてしまうと、どうしても高級感というより使い捨て商品のイメージが先行してしまうのではないか。商品の質と購入する側が思う価格の折り合いがつかないのでは』というご指摘をうけていたのです」
「それを聞いた後も、『ピリピリ輪ゴム』のアイデアを元にしながら、なんとかその価格に見合った価値を見出だせないかと検討していました。例えば香りが出てくるとか、形が本当に美しいとか、別の用途を組み合わせるとか。しかしどうしても価格とその他のアイデアとの折り合いがつかずに断念したのです」とリコーの白根さんが振り返る。
「石井精工さんで実現できる『喰い切り』の技術がすばらしくて、リコーのメンバー全員がそれに魅了されてしまったのです。『それありき』みたいな感じに最初からなっていたような気がします。そのピリピリの実現性自体を本当にすごいと思っていたのと、試作のときからもうこれが完成品でいいんじゃないかっていうレベルのものを作っていただいていたので、どうにかして実現できないかという……軌道修正案が出てきたときでさえ、もう引くに引けないみたいな感じになっていました」
苦渋の決断をした理由
「廣田ディレクターからは他にも『石井精工さんにはALMAというブランドがあり、石井精工=カラーが美しい金属の製品を作っているという印象があるなかで、ゴムの商品を出したときに、石井精工が描くビジョンにつながらないのではないか』というお話もありました」とリコーの堀さんが続ける。
「しかしチームとしては、珍しくて特徴的なこの商品をなんとかして活かしたいと思っていたのです。そのすり合わせに時間がかかってしまいましたが、廣田さんの考えにも確かに納得できるところがあったので、あと数カ月しかないけれど、勇気をもって方向転換することになったのです」
「すごく印象に残っているのは『自分たちが何を作りたいかというよりも、何を求められているかというのが大事』という廣田さんの言葉です」と石井精工の伊波さん。「やりたい気持ちと求められているものとのギャップに気づきました」
「実は『ALMA』を作ったときにも、会社の宣伝を兼ねているなら金属加工でやることがベストだというのは自分の中で学びとしてありました。それでもせっかくの機会だから、ちょっとゴムでやってみたいっていうのがあって。リコーさんとの取り組みも1年という期限が迫り、今切り替えることで中途半端にならないかという不安はありました」と石井精工の石井さん。
「自分の中でも踏ん切りがついたのは、廣田さんが資料を作って丁寧に説明してくださったときです。その熱意がありがたかったし、話をして改めて、『ALMA』というブランドをもつ自分たちの強みに立ち返ったとき、やはり金属なんだと腑に落ちたんです。いろいろなところに無作為に点を打つよりも、ちゃんと線としてつながっていたほうがブランドをコントロールしやすいという納得感もあって、じゃあ立ち返るかと」――石井さんの言葉に強い決意が覗く。
商品開発から約1年、その後半の2022年の11月に入ってからの方向転換を、こうして笑顔で話ができるのは、この後再スタートさせた商品開発でしっかりと結果を出せたからに他ならない。いいものを作っても、それが売れないという状況を回避するため、市場で何が求められているかに立ち返る決断は大切だ。方向転換という経験はものづくりにおける貴重な学びになったようだ。
気持ちを新たに一丸となって取り組んだ猛スピードの商品開発
「まずは最初と同じように皆でアイデアを出すところから始めました。ミュージアムショップで扱ってもらえるような商品を作りたいという当初の目標に立ち返り、ミュージアムショップへの視察にも行きました。ショップで求められている商品の特徴を調べ、『ALMA』の顧客アンケート資料からブランドの要素を洗い出すと、『石井精工は美しいカラーが特徴の金属製の商品を作る会社』というイメージが見えてきたのです」とリコーの堀さん。その期待をくずさないようなブランドコンセプトのアイデアを改めて出していったのだという。
再び集まったアイデアは18案。「カラー展開のしやすさ」「ミュージアムショップとの親和性」「石井精工の精緻な技術」「SDGs観点」を検討材料にして、2022年12月に再び、チームメンバー9名全員で、企画案の投票を行った。
その結果、使い捨てるものを再利用できるものにするという意味を有し、海外展開を考えたときに日本の文化を体現でき、「割る」という所作と使用感を楽しめる商品を、石井精工の加工技術を活かして作ってみたい、という条件を満たした「繰り返し使えるアルミ製の割り箸」を作ることが決まった。
アイデアが決まるとすぐに石井精工が動き出す。
「形にするのはうちの仕事なんで」と語る石井精工の久保田さんの言葉が頼もしい。「さっそく何度でも割れるアルミ箸の構造検討を始めました。開発に当たり皆で様々な意見を出したり調べたりして問題点などを洗い出す作業です」
石井精工の伊波さんによれば、割り箸の嵌合(はめあい)部分がこの商品の一番の肝だったという。
「ただの金属の箸では意味がなくて、『割り箸』の特徴である『割る』という行為と、それを『嵌め直してまた割れる』というところが面白い特徴です。だからこそ、その構造が成り立たなければ割り箸案は廃案になってしまう懸念があったのです」
「割る際のパキッと感」と「くっつけやすさ」を両立する嵌合形状の設計
そのため嵌合部分をどうしたら「パキッとした感触を出せるのか」に多くの時間が費やされた。
2023年1月中旬にはパキッとした形状が考案されたのだが、その形状にはすでに特許があった。そのため、違った形状でパキッと割れる気持ちよさを追求しなければならなかった。
内心は本当に焦っていたと石井精工の上原さん。「今週はリコーさんが来るからなんとか形にしないと。でもうまくいかない、やばい、パキッと音がしない……プロジェクト外の社員からしたら直接関係のない仕事なので、今日中に機械を空けてくれと言われます。それまでになんとか形状をまとめて、これで行く!というのをある程度出しておかねばなりませんでした」
試行錯誤を重ね、前方後円墳に似た形状の嵌合部分を試していた2月のある日のこと、ついに理想の嵌合部分が完成した。
「パキッと音がして」と久保田さん。「これいいわ」と上原さんが嬉しそうに続けると、「何回もやっちゃうんですよね、気持ちいいから」と伊波さん、石井精工のメンバー全員は、試作品の出来栄えに笑顔になった。
「ここに辿りつくには久保田、上原が試行錯誤して、夜な夜な30パターン以上は試したんじゃないですかね」と石井精工の伊波さん。
石井精工の上原さんも「真四角の状態から始めて、そこから何パターンも試しました。材料がもったいないので1本の箸の面をずらしながら違うパターンを作ったりして。正直何本作ったかというのはちょっと数え切れないです」と振り返る。
「わーすごい!」「こんなにいくつもの種類を試作されたんですね」。嵌合部分の試作品を手にしたリコーチームから口々に感嘆の声が上がる。
「磁石を使わなくても、石井精工さんの嵌合の技術だけでここまでできるんだ」とリコーの河さん。
「本来デザイナーはアイデアを出すだけではなくて実現するところまでを考えるべきなのですが、日程もタイトだったなかで割と直感的に出したアイデアだっため、嵌める部分の構造までは考え切れていませんでした。それを石井精工さんのチームが自発的にディテールをブラッシュアップしてくれて、しかも自分が想像していた以上のクオリティだったことにさらに感動しました。この取り組みを通して石井精工、リコーの参加したメンバー9人が自発的にアイデアや意見を出して、このプロジェクトがすごくいい形で結実していくことを強く感じました」とリコーの白根さんは語る。
仕上げに向けてのラストスパート
2023年3月に入り、彩色に取りかかった。
「割り箸をアルミ製にするメリットは、アルマイト加工したときの発色の綺麗さにあります。石井精工のイメージである美しいカラーにこだわった金属製品を作ることができるので」と石井精工の上原さん。
リコーの青木さんは、アルマイト加工会社でどのように色付けがなされるかを実際に見に行った際、着色可能な色について直接教えてもらえたことがよかったと語る。「そのため効率よくカラーを設定することができました。そしてまさにその色を、とても綺麗に実現していただいたのです。現物を見ながら最終確認ができるスピード感はすごかったです」
この最終モデルができたのは2023年3月に行われたプロジェクト報告会の前日のこと。本当にギリギリのタイミングであったが、報告会では今回のアルミの割り箸のブランドコンセプトやロゴの紹介まで行えるほど、クオリティの高いプレゼンが行われた。
「ブランドコンセプトを作る前に、『ALMA』もあるなかで今回の箸ブランドをどう位置付けるか、これを作る目的はなんであるか、ということを石井精工さんと詰めていき、小川(リコー)に管理してもらいました。それもほんとに1カ月前くらいですね」とリコーの堀さん。
リコーの小川さんは「新たなフラッグシップ商品が割り箸に決まったとき、『すみだモダン』の掲げるサステナブルという理念に合致していると思いました。消耗していくものを金属に置き換える、という点を評価していただいたとすれば、今回の商品1回きりではなく、石井精工さん側がブランドを作って次の商品を考える際のひとつの基準になりえます。金属に置き換えて、何かに『見立てる』というブランド展開ができたらいいなと考えたのです」。
そうして「見立てること」から「見立」というブランド名が決まった。精密な金型メーカーである石井精工とその会社が展開する「香りを纏う」商品。「見立」ブランドは一見両極にあるようなイメージのギャップを埋める位置付けで誕生した。
方向転換によりスケジュールが差し迫るなか、各自ができることをそれぞれにスピード感をもって取り組み、コンセンサスをとりながら進めていくという見事なチームワークで、「すみだモダン フラッグシップ商品開発」の第2回のプロジェクト報告会(2023年3月開催)を無事に終えることができた。
優れたチームワークが短い期間でも最良の結果を生み出した
「我々は技術面はわからないので、そこは石井精工さんにお任せし、その間にブランドイメージを固めたり袋のデザインを作ったりと分担して進めていきました」とリコーの堀さん。
リコーの小川さんは各自がスムーズに役割を果たせた秘訣を「1年間しっかりと話をしてきた成果」だと語る。長い時間をかけて共通の理解が得られたことで、「方向転換」からの短い期間であっても、完成度の高いブランドを作ることができたというわけだ。
石井精工の石井さんは、デザインを決める際にデザイナーと好みや考え方がとても近いと感じられたのでやりやすかったと話してくれた。「嫌だと思うことが全然なくて、どれもいいと思える。もし自分と全く考えが違っていたとしたら、一緒にやる間にギクシャクしてきたと思うんです。そういった意味でもリコーチームと一緒にできてよかったと」
この経験はリコーチームにもよい刺激となったようで、リコーの小川さんは「自分たちはデザイナーで、普段の仕事では自分たちの中で完結することがとても多いのですが、我々にできないところ、例えば他社さんとの連携やフットワークの軽さ、仕事の依頼方法などもとても勉強になリました。こういった仕事の進め方やスピードの速さは、今まで全然体験したことがなく、とても学びが多かった部分です」と感想を述べてくれた。
「スピードが速いっていうのは、逆に我々もリコーさんに対して感じていたことです。あれだけの方向転換をした後にすぐ、いろんなアイデアがたくさん出てきましたし。ブランドイメージなどもいつの間に考えてくれてたんだって、いつも感心させられました。すごくいい案ばかり。そこは我々が全然できないことなので」と石井精工の上原さん。
石井精工の石井さんがこう締め括った。
「やっぱり9人いる(石井精工4名+リコー5名)というのがよかったですね。同じ土俵で話し合いができる場合もあれば、違う分野から参加してくださった方に違う次元から話をしてもらうこともできたので。ディスカッションするときに、いろんなアイデアが出てくるのは本当にすばらしいことでした。そして、資料のまとめ方、その資料をもってくるタイミングやプレゼンの仕方というのは、自分を含め一緒にいたうちのメンバーも、いろいろ勉強になったと思います。大手企業さんが日頃行っている仕事の進め方を我々とのプロジェクトで見せていただいたことは大きな学びになりました。この経験をぜひ今後に活かしていきたいと思っています」
HP:http://ishiiseikou.com/
【問い合わせ先】
石井精工(葛飾工場)
ADDRESS: 東京都葛飾区堀切1-33-9
TEL: 03-3694-7100
堀 悠貴Yuki Hori
2019年入社 総合デザインセンター UXデザイン室 UXデザイン2グループ デザイナー複合機などオフィス向け機器を中心に、UIデザインを担当。
白根 龍一 Ryuichi Shirane
2014年入社 総合デザインセンター プロダクトUXデザイン室 デザイン1 グループ デザイナー複合機を中心にプロダクトデザインを担当。
河 俊光Toshihiko Kawa
2011年入社 総合デザインセンター プロダクトUXデザイン室 デザイン4グループ デザイナー360度カメラRICOH THETAシリーズのプロダクトデザインを担当。
青木 裕子 Yuko Aoki
1989年入社 総合デザインセンター 価値共創UXデザイン室 デザイン1グループ デザイナー複合機の画面やPCアプリケーションを中心に、UIデザインを担当。
小川 莉咲 Risa Ogawa
2020年入社 総合デザインセンター UXデザイン室 UXデザイン1グループプロジェクター等のオフィス機のプロダクトデザインから、クラウドサービスのUIデザインなど、幅広くデザインを担当。
Photo: Sohei Kabe
Edit: Chiaki Kasuga / Hearst Fujingaho